漢字が主流
古今和歌集の成立年代には、延喜5年(905年)という説を中心に諸説ありますが、それ以前の文学はどういうものであったかというと、「漢風賛美」であり「国風暗黒」の時代でした。
桓武天皇治世の延暦13年(794年)、都が奈良から京都に移されました。「平安京」の誕生です。この頃わが国の文字は、中国からもたらされた漢字が主流でした。
宮中を中心とした公式文書、寺社の記録などは全て漢字で書かれていました。平安遷都の約30年前に万葉仮名を用いた「万葉集」が編まれましたが、仮名はまだまだ一般的に使用されることはなかったといいます。