三木三鳥(さんぼくさんちょう)
古今伝授には「三木三鳥」と呼ばれる特に重要とされる秘説があります。
「三木」とは 御賀玉木(おがたまのき)、河菜草(かわなくさ)、めどに削り花 のこと。
御賀玉木とは、高さ18メートルにも達するモクレン科の常緑高木。床柱や器具の材料に使われ、葉は香料として使われます。
河菜草とは、川に生えている水草の一種。コウホネと呼ばれることもあるようです。
めどに削り花とは、豆科の植物・メドハギに木を削ってできた造花をつけたもののことです。
「三鳥」とは 呼子鳥(よぶこどり)、百千鳥(ももちどり)、稲負鳥(いなおおせどり) のこと。
呼子鳥とは、人を呼ぶような鳴き声をする鳥。筒鳥、カッコウなどを指します。
百千鳥とは、春の訪れをしらせてくれる鳥たちのことです。
稲負鳥とは、秋に来る渡り鳥のことで、具体的にどの鳥を指すかは諸説あります。
後世の人による古今伝授の研究過程でこの「三木三鳥」が生まれたようで、最初から古今伝授に「三木三鳥」と呼ばれるものがあったというわけではないようです。