三条西実枝(さんじょうにしさねき)
三条西家は、藤原氏北家閑院流の正親町三条家の分家で、大臣家の家格を有する公家です。
歌道を家職とし、戦国時代に活躍した実隆(さねたか)・公条(きんえだ)・実枝(さねき)は「三条西三代」と呼ばれています。
実枝は、これまで三代にわたり三条西家内で伝わってきた歌道の奥儀「古今伝授」を息子の公国(きんくに)に伝えようとします。しかし、公国は幼かったため、「古今伝授」を一時預かりとして武将の細川幽斎に授けます。
実枝は公国への伝授を確実なものとするため、様々な工夫を凝らし、その甲斐あってか公国に古今伝授は相伝されます。しかし、当の公国本人が早逝したため、実枝の苦労は水の泡となってしまいます。
このとき「古今伝授」に加えた工夫は、後の「古今伝授」にも影響を与えました。